新日本プロレスを物語る!

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!主役は、レスラー全員です。

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!
主役は、レスラー全員です。

切なくても、引き摺ってても。      【新日本プロレス 飯伏幸太・ケニーオメガ】

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引き摺ってるんです、引き摺ってるんですよ私は。


確かに物語を別れました。

2人の物語1つの物語としての進行を中断し、それぞれの物語へと。2人は二つの物語それぞれの進行を選んだのです。

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あの日あの時、1つの物語は強い願いを黒い羽で散らし、飛び去った。

もう1つの物語はあえて追いかけようとはしませんでした。それがあえてなのか、それとも苦渋の想いで断ち切ったのか。

 

もう一つの物語は白い羽を広げ、この地に留まった。

 

 

次の東京ドーム、すなわち2020TOKYOドーム1.4が来ればあれからちょうど一年が経ったという事。1年という時間で何もかもが変わったのでしょうか、それとも変わろうとする為の途中なのか、はたまた一見変わってしまった様に見えるだけで実の所は何も変わっていないのか。。。


私には分かりません、変化というものなど。この2つの物語における変化というものなど。

 

変わったかどうか、ではありません。


引き摺っている、そう表す感情しかありません。そう表現する言葉でしかこの2つの物語に対する私の心持ちは見つめる事ができないんです。

 


新日本プロレスを去った黒い羽。
もう一つの物語が新日本に留まった後、黒い羽の彼は何度かその気持ちを言葉にしました。彼は、新しい新天地で新しい旅路を満喫するかの様な活躍を見せる一方、とある場では涙を見せました。

 

新日本プロレスに留まった白い羽
もう一つの物語が新日本を去った後、白い羽の彼はどんな気持ちとどんな言葉で見送ったのか。彼は、その後何も具体的な言及は一切していません。


はっきりしとした2人のやり取りが見たかった、あの日あの時以後に2人の間にどんな具体的な言葉が交わされたのかを知りたい、そういった周囲のファンによる本音が宙に舞う。

 

もちろん私も含め。

 

しかし白い羽の彼はできる限り避けた。本人のふとした瞬間に見せたリアクションが全く無かったとは言えませんが、黒い羽の彼との物語が別れた事については、ファンに向けての具体的な言葉と想いにおける表現はできる限りしないようにしたのです。

 

ですがたぶんこれでいい、これこそが物語の行間と言える捉え方なのだと思います。素晴らしい、だから私の様にこの引き摺るという感情のままで居てしまう人間が居るのでしょう。


白い羽の物語では、“新日本プロレスでやっていく”という宣言は為されたものの、私にはどこかあっさりとした印象が否めませんでした。

 

“逃げない、負けない、諦めない

 

“約束します”

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彼の口から出る言葉はなんとも期待感に帯びたワードばかり。

前を向く、前向きな言葉の発信。


今年の4月ニュージャパンカップからG1まで、彼はずっと後ろを振り返らない姿勢を私達に見せてくれました。

更に、彼は次の1.4東京ドーム・メインイベントへのキップを手にできる権利証を得ました、このまま権利証を守り抜けば彼は遂に立つのです、あのメイン舞台へ。

 

そう、ちょうど1年前の1.4東京ドームで同じくメインの舞台に立ったあのと同じように。

 

1つの物語は2つの物語へと別れてしまった、

何としてでも新日本プロレスという物語の正真正銘の主人公になりたかった彼、だけど彼は気づけばその立場は主人公の敵となってしまっていた。

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その彼が物語から去ってから時間が経った今、もうひとりのが同じ場所で主人公になろうとしている…。

 

彼が権利証を守り抜けば守り抜く程に、一年前から引きずっている私の感情がチクリと刺すのです。

 

一年前のあの彼は主人公のに成り果て、去った。

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でも、彼はあの彼と同じようにはならないかもしれない。覚悟を持った彼、一年前のあの彼も覚悟が無かったわけじゃなかったけれど自分の思い通りにならなかった物語に対するその先の展望が曇ってしまったのかもしれない。

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本当は物語は一つのままでありたかった、いや本当は違ったのか。

彼はそう願っていたとしても、一方の彼は違和感を拭えない所に感情が動いてしまっていた・・・・だから今がこうなっている・・・?。


二人の相違が生まれた時にはもう既に物語の分離は余儀なく必然だったのでしょうか。

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二人の感情の本音と起伏をどれだけ憶測で巡らせてみたとしても、一つの物語が二つに分離してしまった現実がそこにはただあり、進行を止める事などもうできません。

 

彼は真っ直ぐな言葉通り、自分の物語を諦めず前に歩を進め、そして一年前のあの彼とは違った正真正銘の主人公になれるでしょうか、たぶんなれるのでしょう。

 

その時、彼らの物語はどうなるのか。
違う地で新しい物語を紡ぐ彼とこの地で物語を進める彼。

 

二人のベクトルは見たままの姿に観るべきなのか?

私はほんの少しの切なさを抱き、彼の姿を見ています。
引きずる感情、これもまた私の物語への応援の仕方なんもです。

 

権利証を保持し守り抜きながら1.4へ邁進していく彼の今の姿には主人公感が半端ではありません。純度100%の主人公感

ただそれはまだ主人公感のまま。主人公とは言っていません。そう、次の1・4メイン舞台でベルトを奪取したならば、正真正銘の主人公になれるのでしょう。

 

そのあとの物語は、、、、、

 

もしもあの彼がまた現れたなら、たぶんアレルギー反応を起こすファンも多いでしょう。でもそれでいい、状況とファンの反応がそうであればある程に切なくなれるのだから。

 

二つ物語は一つに戻れるのか戻れないのか。どちらにしろ、二つの物語は必ずいつか対峙するべき所にあるのでしょう。

 

これがプロレスの時間軸です。


前を向く言葉、引きずる感情。
矛盾ではありません、両方ひっくるめてこその切なさです。

 

あと3か月足らず、この引きずる感情を胸いっぱいにして彼を応援させて頂きます。

 

 

 

 

 

◆ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。

 

 

 

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