こんんばんは、筆者のザ・クスノキです。
冒頭から叫ばねばなりません。
イービル!本当にそれでいいのか!?イービルよ!
なぜだ、なぜなんだイービル!
違う、そうじゃないはずだイービル!
もうイービルにはこの声は届かないのか?!
イービル~!!!!!
そうなんです、私にとっては今回のイービルの動向はそれは違うと言わざるを得ない。
何が違うか?いえ、正確に言うなれば「それでいい」部分と「そうじゃない」部分の二つの事が起きたわけです。
まずは新日本プロレスにEVILとして突如現れたその時から今に至るまで、ずっと所属していたロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンのユニットから抜けた事。これはそれでいいんです。そうそう、これでいいんですよ。
ようやくこの時が来たか、と。
我らがキングオブダークネスたるEVILが一体いつまでユニットのいちメンバーとして、それはつまりはリーダーたる内藤哲也の傘下で甘んじていいわけがない。
ただ、その甘んじている時間が長ければ長い程に、この瞬間のインパクトは跳ね上がるわけです。
機は熟した。時は来た。
魂を売るしかなかった、ただの月並みなレスラーでは新日本プロレスの大河の海で名を高らかに残せないかもしれない。だから、だから・・・・。
意を決して闇の名を欲し、彼はEVILという何に魂を捧げたのだ。プロレスはいかなる手段と発想を駆使し、スポットライトを浴びる為、観客の感情を手にする為、そしてレスラーヒストリーをどれだけ後世に残せるか。
「俺はレインメーカーにはなれない、ましてや俺は太陽のエースにもなれない。」
だがEVILにはなれる。
どれだけこの魂が黒く焦がれようとも。どれだけこの両眼のクマが漆黒に染まろうとも。。
彼がイービルになったのは他人が創ったユニットのいちメンバーでありたいから?
彼がダークネスに染め上げようとあの大きな鎌を持ち歩くのは内藤哲也の子分でありたいから?
違う。だから機はいつか必ず熟すのです。
そして待望のその時は必ず来るのです。
やっとか、やっとです。
待ってました、この瞬間を。遂にイービルがロスインゴというユニットからの脱却。それはイービルの第二章の始まり。物語の大きな転換点、そしてストーリーの重要な進行を意味します。
脱からの前進!
その脱とはロスインゴ、つまりはユニットからの脱、そして内藤哲也からの脱。
と、ここまでは「それでいい」部分。
しかしながらここからは「そうじゃない」部分。
バレットクラブへの加入????
あれ?えっっ?! またユニットだって??
なぜ、なぜ?
これじゃあ脱からの前進じゃない。ただ単にユニットからまた違うユニットへ転入しただけの状態としか言い難い。
彼は所属するユニットを変えたこの日を境に眼のクマを消した。持っていた大きな鎌も持たなくなった。そして前よりもよく喋るようになった気がする。コスチュームを変え、入場曲も一新。
それまでのイービル、これからのイービル。
応援したいのは山々です。私がどれだけこのイービルに期待を込めていたか。以前、イービルの事を記事で書いた内容を御存じの方はよく理解して下さってるはずです。
脱ロスインゴの選択は待ち焦がれていたのに、まさかの別ユニットへの転入までも付随させてしまうなんて。
ショックです。あまりにショックです。
このEVILという存在は本来はユニットに帰属するキャラクターであってはならないはずです、ユニットのメンバー?そんなバカな。
ダークネスを謳うこのキャラクターはもっと広大な世界観の中で力を誇示していいキャラクターだと私は思っていました。でも最初からは簡単じゃない、プロレスの物語はそんな甘いもんじゃない、だからこそ運命の日までの熟成期間が必要となる。イービルは最高のタイミングで脱ロスインゴを果たしました。焦る事無く、早まる事も無く。
なのに勿体無い!!!
とりあえず脱ロスインゴで留めておけば、今回のEVILの裏切劇は最高の前進と呼べたのに。
他のユニットに転入したこんな浅ましいタイミングでしかも初戴冠?
なんて勿体ない事でしょうか。これは取り返しのつかない悲劇的とも言える惨事。
はっきり言いましょう、今回のEVILを私は手放しで応援を送れない。
あんなにも好きだったイービル、あんなにも期待していたイービル。
イービルはいずこへ。
イービルよ、そのキャラクターに何とも似つかわしくないユニットに転属してそれでいいのか?
何が何でも?それが覚悟の表れ?全部自分が仕組んだ事だって?
誰もかしこもユニット、ユニット、ユニット・・・・。
次回の記事のタイトルは『アンチ・ユニットのすすめ』です。どこかの誰か1人でもこの私の記事を読んでくれているなら、乞うご期待です。
読んで頂き本当に嬉しいです。
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