新日本プロレスを物語る!

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!主役は、レスラー全員です。

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!
主役は、レスラー全員です。

言葉が要らない世界2    【上村優也】

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コロナという見えない恐怖に立ち向かう人類。

 

蔓延していく不安は人間の脆さをいとも簡単に炙り出していく。パンデミックとはただの自然現象を意味するのでは無く、この世界における人間への在り方を何かしら問うものであるのかもしれません。

 

古くは2400年前のアテネで広まった謎の疫病、そしてチフスやペスト、しいてはインフルエンザへと。時代のどの時にも起きた伝染していくこの恐怖に対して人類は医学を以てして、そして科学を発展させながら戦ってきた。

 

そう、これは戦いなのです。

 

しかし、本当の戦いは前述にもある様に人間の在り方を揺るがす混沌。

コロナウイルスは確かに人を死なせたり、弱らせたりしました。それも多くの人間を対象にして。

 

だからこそ、この外敵に対して本来ならば全ての人間が一丸となって対処する必要があり、裏を返せば、人類が様々な軋轢を一時的にでも解消するきっかけにもなれたはず。

 

外敵こそが団結の旗を与えてくれる事もある。

 

・・・・なのに、なぜ。

そう、なのになぜです。

 

コロナの渦中にありながらSNSというネットワークの中で人が傷つき、

白人と黒人の人種間による差別意で人が傷つき、

隣国を見れば北と南がまだ傷をつけ続け、

 

言語の種類は違えど、人はそれぞれの言葉を駆使して分かり合おうとし、言葉の力を信じているからこそ話し合いという状況を大事にする。

 

でも、もう、、、言語は無力なのか?

言葉があるから人は傷つけてしまうのか?

 

コロナは肉体を蝕み私達を攻撃した。

だが、私達はずっと言葉で心を傷つけ合っている。相も変わらず、ずっと遥か昔から今の今も。

 

言葉こそが多種多様を産んだのではないのですか?

心の細部に渡るまで、言葉の多様性こそが。人種も宗教も文化も、歴史もアイデンティティも。

 

 

 

 

ん? あれっ?

これってプロレスの話なんですよね??

 

 

今そう心の中で問うてくれた読者様、ここまで読んで下さり本当に有難うございます。

はい安心して下さい、もちろんこれはプロレスの話です。

 

 

こんばんは、執筆者のザ・クスノキであります。

 

待望の新日本プロレス、待ちに待った新日本プロレス。

無観客という状況なれど、この事実こそを今は噛みしめる時。

始まりましたね、NJC2020が。

 

さて、今回の記事の表題が『言葉が要らない世界2』、なぜなのか?

それはもちろん以前の記事にがあったからです。ここでぜひ『言葉が要らない世界』の方を読んでみて下さい、その方が今回の記事の熱量が倍増される事と思います。↓↓↓↓

 言葉が要らない世界 【上村優也】 - 新日本プロレスを物語る!

 

 

ニュージャパンカップ1回戦の模様が現在配信中でありますが、私が現時点で最も心踊らされたのはやはり何と言っても上村選手VS金丸選手の試合です。もはや言ってしまえばヤングライオン上村優也の戦う姿に今回も焦点を絞らざるを得ない。

 

入場時から彼の肉体は躍動していましたね。

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いや肉体だけではありません、試合中の表情も溢れんばかりの熱を帯びて躍動していました。

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ヤングライオンが感情の表現を行う際、大きく絞ってしまえば気迫のみです。いかにヤングライオンとして自分の持ちうる最大限の気迫を打ち出せるか。

 

その点において今回の上村選手はまたしても完璧でした、一点の曇りなど無い満点です。

 

この姿勢の綺麗なボディスラム!

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高さを意識した重量感のあるブレーンバスター!

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ガッチリとねじ切る様なヘッドロック!

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どの技を取っても彼の気迫がストレートにこちらに伝わってくるものばかり。

彼もいつか黒パン一枚のコスチュームを止め、きらびやかなコスチュームを身にまとう事でしょう。トップレスラーに昇格した彼は数々の技の解禁も許されるようになり、そしてインサイドワークも身に着け、技巧的な試合運びもするようになるやもしれません。

 

ですから、ですから!

今だけなんです、この鮮度は。

この純度、この明快度、この新鮮なピチピチ感と熱いパッションの透明度をこの目に焼き付けられるのは今だけなのです。ヤングライオンという物語の序章価値はそこにあると言っても大袈裟ではありません。

 

試合終盤にてヤングライオンの範疇であればまさに大技とも呼べる技を上村選手は繰り出しました。もしかしたら今回初披露だったのでしょうか。

 

リング外からロープの上に飛び乗り、反動を利用してからの

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スワンダイブ式!ボデイプレス!

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見て下さい、この雄大さ。

なんとも美しい両手の広げ方。

 

私はこの上村選手が飛んだ瞬間、ほんの一瞬だけ頭の中が無音状態になったのです。

 

そしてそのすぐ直後、我に返ってこう思いました。

 

「ああ、言葉が要らない世界だ・・・」

 

 

久々です。久しぶりでした、このフレーズ。以前の記事で使ったこのフレーズがまたしても降り注いだ瞬間です。

 

傷つけ合うならば言葉なんて要らない。差別を助長するなら言語なんて要らない。

この未曾有の恐慌に立ち向かう為に一丸となれないならば言葉なんて、、、

邪魔になるだけじゃないのか?!

 

そうだ、もうこれですよ。

全人類が、

スワンダイブ式ボデイプレスをやればいい!

 

本当の感情が伝わらない?

だったらスワンダイブ式ボデイプレスで伝えればいい。

 

未だに過去の歴史を踏まえても人種間の苦悩を理解し合えない?

だったらスワンダイブ式ボデイプレスで理解し合えばいい。

 

顔も見えない同士で傷つけ合っている?

だったらスワンダイブ式ボディプレスをやればいい。

 

 

だからその痛みと衝撃を受け止めろ。

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受け身を取るしかない。

受けて、受けて、受け止めろ。

 

言葉が要らない世界、それはスワンダイブ式ボディプレスの世界

 

相手がもしも、スワンダイブ式ボディプレスを受けきってくれたなら、次は自分の番だ。

次は自分が受け切る番。

 

押し寄せる圧迫感、歯を食いしばった忍耐は決して痛みを和らげてはくれない。

 

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だけど、悔しさはいつか強さへ。

強さは優しさと理解を。

 

世界に足りないものはスワンダイブ式ボデイプレスかもしれない。

 

 

 

 

 

◆ここまで読んで下さり嬉しいです。

  次回記事更新にて、また覗きに来て下さいね。

 

 

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