こんばんは、執筆者のザ・クスノキです。
私達新日本プロレスファン、並びに私達新日本プロレス観測者達にとって“2020TOKYO”というワードはオリンピックの連想ではありません。
私もスポーツは好きですから、決してオリンピックを見ないわけではありませんが、2020TOKYOとくれば何よりも優先的かつ最重要事項として頭の中に浮かんでしまうのは新日本プロレス東京ドーム2連戦でしょう。
2020年の東京ドーム2DAYSに向けて、物語は着々と進行を急いでいます。
飯伏・内藤のインターコンチカードがリセットされた今、IWGPインターコンチのカードも再構築の急務が迫られる事態に。こういった想定外を考慮するならば、飯伏幸太の権利証争奪戦ロードもどこでどう転倒してしまうかは分らなくなってきました。順風満帆じゃない物語、予想を大きく裏切る展開、ええもちろん嬉しい限りです。
さて、そんな中、今回の記事ではこんな話題に触れてみたく執筆をさせて頂きました。
私達にとっての2020TOKYOの日、巨星が遂にその輝きを終焉の眠りへと。
『獣神サンダー・ライガー引退』、
ライガー引退ロードに関して、私の中での描いてほしい物語をここで書いておきたい気持ちから今回も熱を込めます。
今から触れる内容については当初、私が描いてほしいとわざわざ切望しなくても、しっかりと着手してくれるものとばかり思っていた流れであったはずなんですが、、、本来は改めて書く程のモノじゃなかろうかと悠長に構えていましたらなんともうすぐ10月・・・。引退の日まで残りタイムはそうありません。
だからここで執筆をさせて頂きたい所存なのです。
今回の主役は実はYOH選手。
小松洋平ことYOH選手なのです。
ライガー選手の引退に関する話題となれば、当然ライガー選手が主役と思いきやなんとRoppongi3KのYOH選手にスポットを当てなければなりません。
ここまで言い切ってしまうと語弊が多少生まれてしまってはいけませんので、ライガー選手があってこその主役のYOH選手、と言った所であり、あくまでも物語の基軸は獣神サンダー・ライガーであります。
先日には鬼神ライガーあらわるといったメモリアスな事案が呼び起こされました。
過去のサプライズをこの引退ロードの中に再度組み込む事はファンにとっては大変嬉しい限りです。獣神サンダー・ライガーという新日本プロレスのジュニアの歴史そのものといっても過言では無い存在、その選手が限り在る残りの時間を過去のプレイバックやゆかりをメモリーロードとして飾っていく形は引退選手への祝福そのものであるかもしれません。
ファンも同様に、ライガー選手への思い入れの時間が長ければ長い程、選手の物語をプレイバックしていく流れは涙の琴線に触れる事でしょう。
それもこれも、獣神サンダー・ライガーというプロレスラーが新日ジュニアの歴史そのものであるからに他なりません。まさに象徴、文字通りジュニアの象徴です。
象徴?
そうですよ、ライガーはジュニアの象徴・・・。
やらなければならない物語がありませんか?
その物語、やり残してはいませんか?
私が今回どうしても熱量を費やしたい内容とはここです。
お分かりの方はもうお分かりかもしれませんが、例えもうお分かりである方々もここから熱を帯びていく私の文章に微笑みを下さい。
長く太くうねりが荘厳に折り重なった物語、ライガー引退とはまるで大河のドラマが結末に辿り着く様と同じです。
語り尽くせないライガーの魅力とプロレス界への貢献、誰がどう見てもプロレス教科書にレジェント級の扱いで名を記述される大物である事に異論は有り得ません。
が、しかし。
物語にも理想的な正調という形があり、それはベクトルを考える観点から据え置かれたモノと呼べるのです。
物語の理想的な正調スタイルは上から下へのベクトルです。
上から下、もっと言葉を言い換えてみましょう。
受け継がれる、伝承される、こんな所でしょうか。
物語が終わる時、新しい物語が産まれる予感。
最終章のページがめくられた後、新シリーズへ繋がる余韻。
そうなんですよ、物語の終幕はぶつ切りのインパクトだけでなく、新しい物語が産み落とされる繋がりの可能性を示せば物語の価値はバトンタッチされていくはずです。
では誰が?
誰がそのレジェント級の物語を次の輪廻として担うのか?
皆様、覚えていますでしょうか?
今年のベスト・オブ・スーパージュニアで核心的で物語的な発言を高らかにした選手が居ました。
既に名を記述してはいますが、改めて小松洋平ことYOH選手です。
私が以前に記事で取り上げたYOH選手の四部シリーズ。
彼は新日本生え抜きの意地、生え抜きの魂を宿すストーリーに自負と責任を持っている選手である事をその四部シリーズではこれでもかと私は書いたつもりでした。
しかし、彼が何よりもBOS前の出場選手紹介VTRで口にした言葉に私は物語の可能性、彼の主役級の覚悟を感じ取れたからこそシリージ記事執筆に至ったのです。
“新しいジュニアの象徴になる”
YOH選手が宣言したこの文脈にどれだけの期待が乗っかるかは説明の余地などありませんね、散々ライガー選手の歴史の重さを記述した後にこの文脈を繋げてしまえば、あとはもう語る必要さえ無くなる程。
宣言はしたものの、ジュニアのリーグ戦で優勝を逃してしまったからか、その後にこの「新しい象徴になる」といったスタンスは影を潜めてしまっているのが現状です。しかしですね、このYOH選手の象徴を受け継ぐ意思のストーリーはどうにか点で置いておかず、拾い上げてほしいと私は切に願います。
勿体ないんです、
ここまで完璧で正当な物語の形に成形できる機会がおもむろに在るんですから。
鈴木選手とも確かに大事なストーリーは過去から繋がっています、また、他団体のジュニア選手との過去の所縁を巡礼するのも非常に良いと思います。
ただ、それらはそれらで並行してなんとか行っていくとして、やはりここは新日本プロレスのメインストーリーのバトンタッチがどうしてもあるべきで、それはジュニアの象徴というストーリーをどうにか上から下へのベクトルで受け継ぐ流れを引退ロードでやってもらいたい。
どうなるかはまだ読めません。残りのシリーズで何をどう動かすのか、YOH選手だけに留まらずライガー選手から下の世代のジュニア選手達がどこかのタイミングで表明、アピールを持ち込んでくるやもしれない。
ただそれでも、“ジュニアの新しい象徴になる”と口にしたYOH選手こそが、どうにかその存在を新しい物語での主役に躍り出なければならないと私は思っています。
願望ですよ、ただの願望。私の物語への願望です。
1人の旅人の旅路が終わる時、また新しい旅人の旅路が始まる。
物語が受け継がれ、そしてジュニアの魂は眠らない。
旅はドラマ、物語は輪廻。
※そういえば、小松洋平選手は昔マスクマンになりたいと語っていましたね、こうなればマスクマンとしての物語もこの際受け継いでみては面白いのではないでしょうか。
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