個性、個性とは簡単に言うけれど、自分の個性は何だと聞かれれば皆さんはどう答えるでしょうか?
こんばんは、筆者のザ・クスノキです。
いわゆる一般的で平凡的な生活の営みを紡ぐ人生の中で、あなたの個性はどの部分でどうそれを表されるかと問われれば、どう説明できるのでしょうか?
今やありふれた言葉の1つと化してしまった「個性」という言葉。
よくよく考えてみれば、この「個性」という言葉が日常的にありふれるなどといった現象は常軌を逸しているとは思いませんか?本当に易々と使える単語なのでしょうか。
あなたの個性は何ですかと質問された時に、もしも即答できたとして、その即答した内容は本当の本当に「個性」と呼べる実体を持っていますか?
個性ですよ?個性。
その個性が果たしどう具現化されどう発揮されているか。
こうやって文章にすれば意図も簡単に書けますし、個性という単語を一声出せばどんなに凡人級の極みである私でも容易く用いる事はできます。
でもやっぱり、その個性の中身を解剖して実体を見せてくれと言われてしまったなら、確実に私はだんまりです。黙り込んで完全無欠の黙秘権の行使をするでしょう。
エース棚橋からは“迷子”と言われ、柴田勝頼からは“どこに居てもKENTAはKENTAのままでいろ”と叱られ、SNSを含めたネット上では賛否の否の部分が容赦なく飛び交う予想以上の洗礼(予想通りの人も居たかもしれませんんね)。
新天地で値踏みされる状況の中、直球的に試されるのはまさにその個性。
君は他の誰と何が違うんだい?
君の一体どの部分が個性と呼べる代物なんだい?
君はこれから何をどのようにして個性を私達に見せてくれるのだい??
自分に向けられる視線にこれだけの問いが乗っけられてたら、
そりゃ迷いますよ。
自分の一挙手一投足の隅々まで試される立場になった時、私なら指先の爪先まで震えて震えて怯えます。夜も眠れず、朝も立ちすくみ、昼には発狂しだすかもしれません。
そりゃ迷いもしますよ。
自分以外に既に多種多様な人間達がその活躍を色濃く見せる環境ならば尚更です。
それはもう寸分違わず迷いますよ。
自分が決めた選択肢、自分が望んだ場所。そんな事は分かっていても、確実に自分が求められる存在になるかどうかなんていう保証が無いのなら、誰だって迷子になってしまう可能性は大いに有り得ます。
プロレスラーは個性を出すのが仕事?
もちろんそうでしょう。それぞれが物語の中で光を放つ為、自分の立ち位置をなるべく前に押し出せるように勝負するのです。リング内外を問わず、観客とも団体側にも自分のアピールで勝負するつわもの達がプロレスラーです。
だから、観る側は選手への賛否を思う存分巡らせて結構。
選手への批判的な発言はダメだなんていうのは少しナンセンスなのではないでしょうか。もちろんプロレスとは関係無い差別的な批判や人道に反する物言いは度外視して下さい。
そして何よりもプロレス自体がおもちゃ箱ですから、観る側がおもちゃ箱の中身をガチャガチャと音を立てて遊んでいいわけです。選手のファイトスタイルからコメントまで何から何まで面白がって構わない、いやむしろそうするべくしてこそのおもちゃ箱。
そう、だからこそ観られる側の選手にはいつだって迷いが生じ、その迷いも面白くなってくる。
彼の迷い、焦り、不安、そのどれもが物語を走らせる燃料になり得るかもしれません。まだ迷ってるかもしれませんし、完璧に吹っ切れたかどうかはまだこれから。
さあ、KENTA選手のこないだのバックステージコメントをここで抜粋。
でも、俺決めたんだよね。
もう、自分の人生を楽しむって。
誰も俺の人生はコントロールできない。
今の俺には正直、俺の事が好きとか嫌いとかどっちでもよくって。
新日本に来た日、新日本を選んだ日、KENTA選手が当初描いた状況が今の状況だったかどうかは分からないですし、彼が周囲の反響によって自分の流れを変えたのかどうかも定かではありません。
でも面白い、間違いなく面白い。観る側の反響で選手の物語が現在進行形として進んでいるとするならば、このKENTA選手への賛否はますます継続して起こしていく方が更に面白くなるのではないでしょうか。
個性とは、何ですか?
たぶん、私が思うに個性とは葛藤、なのかもしれません。
※↑ほんの一例にしか過ぎません。
◆ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。
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