こんばんは、筆者のザ・クスノキです。
G1開幕から約一週間が経とうとしていますがAブロックの初戦しか行われていないに関わらず話題は沈静する事なく沸騰中です。前々回から続き、更に前回とまでKENTA選手の記事内容を書いてみましたが、今回は同じAブロックでも別の選手に触れます。
Evil選手です。
前の記事でもAブロックで私が推すのはというくだりでこのEVIL選手の名を推挙しました。高らかに。そしてまた、今回も声高にこの名を挙げなければなりません。強い意志表示は言霊という力を産み、私はこのキング・オブ・ダークネスに応援の熱を、期待の情を捧げようと思います。
なぜそこまで?一体なぜ?ちょっとEVILに肩入れしすぎでは?
聞こえてきます、私の脳内に直接語りかけてくる雑音が。
それでも私は声を大にして言います、Evilへの期待度数は数値のメーターが振り切れる程だと。
理由があるかこう言う、いや、こう言わなければならない。そうされてしまったと言うべきか。簡単な理由はもちろんあります。それはG1前日記者会見にて集約されていました。
私がこの記者会見で何か発見をしたわけでもなく、変に考察なんていう高度な構え方をしたわけではありません。至ってシンプルに、こちらは動画をリラックスした状態でダラッと横になりながら視聴していた中で、それは自然発生的にそうさせられてしまった。
なんとですね、Evil選手自身から早くも私達に期待を持たせる働きがけをしてしまったのです。前日記者会見となればもちろんG1への決意表明でもあり、自分の存在感の下ごしらえの場としても活用できます。そこでEVIL選手は闇の王たる身分に甘んじる事なく自身で動いた。だから私もダークネスな働きかけに取り込まれてしまったのです。
どんな人間でも、心の内を剥いでやれば確実にダークネスを宿しています。
一見、ダークネスなど微塵も感じないという真面に見える人であっても、一皮も二皮も剥いでやれば必ずダークネスの種が存在し、いつ咲くか、何のキッカケでその種がダークネスに花開くかは分かりません。潜在的に全ての者はダークネスの予兆に晒されている、となるわけです。だからEvil選手は登場以来ずっと言うのです、everything is evilと。言葉の意味はそういう事です。誰だってEvilになるんだぞ、と。お前たち全員にダークネスの死神は手招いているんだぞ、と。
外的要因によって種を開花させられる場合もあれば、Evil選手の様に自らそのダークネスを咲かせる必要があった人間も居る。
残念ながら自らダークネスの種に水をやり、己の願いの為に身勝手な光合成を果たした人間は闇へ即堕ちです。自分の意思の抵抗がある場合は闇の住人に堕ちるまでに猶予が一定の期間望めますが、自身の欲望を成就する為だけに限ってはその猶予もありません。
それだけに様変わりした姿にはインパクトが伴い、世界の光景は己そのものにしか移らない。だからでしょう、everything is evilと口にしてしまうのは。
この言葉には複数の意味と根源が混在しているようですね。あなたにもダークネス、あなたのすぐ傍にもほらEvilが。
話がダークネスに逸れる前に、軌道修正しましょう。
彼がどうしても願いを叶える為にEvilに姿を変え、ダークネスの力を得たかった理由はもう皆さん御承知でしょう。
新日本プロレスの世界を変える為です。
それは当時の話で言えば、オカダ・カズチカとエース棚橋が他の選手よりも余りにも力を高め過ぎていた事により、物語のパワーバランスは一局集中の様相を呈しつつありました。その当時の状況に風穴を開け突破したのが内藤哲也選手でもあります。
しかし、まだEvilに堕ちる前、Evilはこのままじゃ自分は上へ登れないと悩んでいたはず。自分はエースにもレインメーカーにもなれないだろうという葛藤を膨張させ、ジェラシーが彼の心の内側をむき出しにしてしまったのかもしれない。
そして自ら種に手を伸ばす。
これで世界を変えると。
太陽も雨も要らない、俺は闇で世界を変えるんだ、と。
彼の姿は虚溝じゃない、Evilという姿になる前の人間の感情そのもの。
彼にとっての真実がこれだった。二度言います、虚溝じゃない。真実の具現化。それがたとえ闇に堕ちても、感情は本物です。
ストーリーの進行に時間はかかるにせよ、一局集中の世界は既にバランスを崩しております。変わる世界であとは君臨するだけ。キング・オブ・ダークネスの企みは現在進行形と言えるでしょう。
しかし、その時間経過が本人にとってあまりにスローに感じ、危機感を抱いてしまった。待ちきれない、焦燥感。現状に業を煮やす。
そう、Evil自ら遂に言葉を吐露し働きかけたのです。
前日記者会見でダークネスなコメントをここで抜粋しご紹介。
皆様、耳を澄ませてダークネスな音声を脳内に呼び起こして下さい。
ではいきましょうか。
“観てる人間も、内部の人間も、真新しい人間にばかり気を取られているが・・・”
なんてことでしょう、私達の内心をえぐるかのように見透かされていました。Evilに詫びたい気持ちで一杯にさせられそうです。Evilがこのような発言を口にするのは極めて重要であり、余りにも重い。
なぜか?次のEvilのコメントを以てして真意を明らかにしましょう。
“俺はずっとここで戦い続けている、メイドインニュージャパンだ”
ですね。仰る通り。
姿を変えざる得なかったのも、ダークネスに堕ちたのも、全ては新日本で戦い続ける為。自身の願いは非常に純粋かつ情熱の証。彼が辿った道のりこそ嘘は無い。例えダークネスでも嘘は無い。
このEvilの言葉において何よりも大切にしなければならないのは、私達観る側に対して一切の嘘をついていないというこの一点。媚びているわけじゃない、ただただ純然たる己の情熱と願いを偽りに振りかざさず、正々堂々と真実を言葉にする。
大切にしたいと思いませんか?彼の想いを。たとえその身をダークネスに焦がしてしまった道理に反する者であっても、間違いなく嘘は無い。メイドインニュージャパン、新日本プロレスが時間と環境を地道に担保し続け、プロレスの歴史の中で絶やさず疎かにせず信じ続けるライオン魂の物語。
継続は物語なり。
byクスノキ
この産物の1人でもあるEVIL自身が口にしたのです。俺はメイドインニュージャパンだと。無視できません、真実から目を逸らす勇気など私達にあろうはずがない。
“だからこそ、、、この俺が新日本でテッペン取らなきゃ意味がないだろ”
締まりましたね。がっちりと。このブログの内容を一文でまとめてくれました。Evilが勝ち上がらなきゃ意味が無いんですよ。なぜ姿をダークネスに変えたのか、なぜ闇の住人に堕ちた今もなお、Evilの言葉に嘘が無いのか。
そう、意味です。意味。
Evilがテッペンに君臨にしなければ意味が無い。裏を返せば、Evilのその姿には意味がある。極めて純粋な願いの元に。
Everything has meaning
Evilを応援するしかない、真実から目を背けたくなければ。
ちなみに、大事な大事なG1開幕戦、満を持してのEvil選手ですが
負けました。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
今回の記事でなんと記念すべき50記事目!いつも自分の言葉で書く事に苦しんでいます…、それでも読んで下さる方々が居てくれると信じ書いています。
物語として、プロレスを楽しむ。
私はそんなスタンスでプロレスブログを綴っていきますので、今後も面白がって読んで下さい!
読んでくれていつも本当にありがとうございます。
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