こんばんは、筆者のザ・クスノキです。
前回記事のつづきを更新する予定でしたが、急遽予定変更です。
今夜、G1の山場の一つであったEvil対オカダ・カズチカ戦が行われ、その結果が出た直後のリアルタイムで記事更新をするに辺り、この話題に触れないわけにはいかない私の感情が予定変更を決心させてしまいました。
前回の記事の続きは次回の更新に持ち越すとしまして、今回の今夜の話題に触れさせて頂きます。
と、その前に少しだけ。
このG1の楽しみと言えば、やはり二者択一の醍醐味。
私達の人生においても何度かこの二者択一という場面に遭遇します。二つに一つ、選択を迫られる圧迫感とはある種のスリルであり、そこで悩み苦しみ立ちすくむ。人の姿が最も儚く、逞しく、そして美しく彩られる瞬間とも言えます。
どちらかを選べば何を得られるか、どちらえを選べば一体何を失うのか。
人生は賭け事、運も努力も才能も二者択一の賭場で勝負をしなければならない時が必ずあるでしょう。
そうです、私達はこのG1クライマックス29でも二者択一をしなければなりません。私達観る側の責務であり、新日本プロレスを楽しむ為には避けて通れない。Aブロックから1人、Bブロックから1人。二者を抽出し、そして二者択一。
新日本ファンの皆さんは果たしてそれぞれのブロックから誰を推していますか?私は前の記事でも書いた通りAブロックはEvilを、Bブロックはジェイ・ホワイトを全力応援の体勢でした。前の記事をご覧になって頂ければ分かりますがEvilに関してはG1記事として二度も取り上げています。
最終的にはこのEvilとジェイのどちらに優勝してもらいたいか、さあ考えてみようとなった時、私は案の定立ちすくみました・・・。選べない、これはどうしても選べない。どちらにも優勝してほしいし、どちらも東京ドームのメインに立ってほしい。
二者択一?そんなバカな。あまりにも残酷ではありませんか、どちらにも期待を膨らませ、どちらにも楽しみを見い出せられる私にとってこんなにも悩ましい二者択一はもはや拷問です。これだから二者択一は嫌なのです、どちらを選んでも後ろ髪ひかれる思いにさせれらる。非情な二者択一は人の心をここまで壊すのか。
さて、答えを出す前にまずは今夜の一戦を覗いてみましょう。
Evilがこの一戦に負ければ、自身の優勝決定戦への進出を逃す事態となり、更にはオカダの首位になんとか歯止めを効かす役目も負うという大変美味しくもあり土壇場の一戦でもある大注目の一戦となりました。
それゆえ、Evilの気迫も凄みを増していた様に感じ、こちらも期待感は最高潮であったのは言わずもがな。
しかし、オカダ・カズチカのこの王者感。
一度や二度ベルトを巻いただけではこの域には達せない証明にもなってしまう。幾度のベルト戴冠と重ねた防衛回数がこの一枚絵に集約されるオカダ・カズチカという輝かしい黄金のモニュメント。
人でありながら彼はもはやプロレス史における作品そのものです。
入場の一幕だけで空間は一気にレインメーカーの雰囲気に圧倒されるほどに。いや本当にすごいですよ、入場時だけでプロレスの楽しさを見せつけてくれる選手なのですから。
話を試合に戻します。
試合中、私が印象に残った場面は2つ。
一つはEvilが自身を鼓舞する為、観客を煽りつつリング上の熱を上昇させんとばかりにマットを両手で叩いた場面。
大きなジェスチャーで何度もリングマットをばしばしと叩いたEvilに、純粋な魂の欠片を見せられたかの様でした。
ほんの一瞬、ほんの一瞬ですがまだダークネスに染まっていなかった頃の彼の人の心がまだ残っているかの様に。
これで負けたらチャンスを手に出来ぬ焦りと不安、勝ちたいという無垢な感情は彼をわずかな瞬間だけまっさらな状態にしたのかもしれません。
オカダ・カズチカには負けたくない、一人の選手としての感情が彼を無垢にしてしまった。しかし、ダークネスたる力に魂を売ったはずの彼にとってこれは正しい状態だったのでしょうか。闇の力を100%出し切る上で足枷になりはしなっかたのか。
とは言いつつもこのEvilのバックボーンがまた魅力のうち。
次に2つめ。
二つ目の印象に残った場面はEvilがオカダ選手の必殺レインメーカーを食らいながらも完全には倒れなかったこの場面。
相手の技を受けきる上で受け身はプロレスにおける必要最低限のスキルでありますが、単純に技を食らって倒れないというのはこれはただのやせ我慢です。しかしながら技の攻防の中でこういった瞬間が好きな人は多いはず。人の精神状態の中でシンプルかつ感情を詰め込んだ極致、それが意地です。だから人は共感と期待をこの意地の体現に魅入ってしまう。
受けた技が王者のレインメーカーであれば尚更です。負けられない戦いとはこの事言うのでしょう。
意地があるから。
意地をどうしても見せたいから。
攻勢に出るEvil。
並大抵の意地なんかじゃ王者を倒せない。今夜の話題をかっさらうには極限の意地を爆発できるかどうか。
この日もイービル・ボンバーは炸裂。
盤石な王者をなんとかひっくり返す為に。
だがしかし。
しかしのしかし。これいかに。
これが王者なんですよ。追いつめられてもまだ死なない。そして逆境からの展開の反転。王者オカダ・カズチカはまさにゾンビ型プロレス。
やっとオカダを倒せるという健気な望みを最後の最後で絶つ。
追い込んだはずが、気づけばオカダは立つ。
あ~、マズイですねこれは・・・・。
レインメーカー炸裂。
Evil撃沈。。。
Evilの意地が摘み取られました。綺麗なダークネスの花をこの夏咲かせる事ができず。レインメーカーは花を咲かせる雨を降らすわけではありません、あくまで金の雨。お札の雨。
この対比を見て下さい。
こんなにも物悲しい対比があるでしょうか。
私の意志に反して二者択一の二者が決まってしまいそうです。
せめて二者のうち一者位は私の意に沿う形が叶えば嬉しい限りですが・・・。
とりあえずEvilがこの二者択一の場から消えてしまいました。
この事実はもう覆りませんから致し方ないとして、もしもこのまま王者オカダ・カズチカが首位で勝ち抜いたら、、、、う~んこれでいいのでしょうか??
G1クライマックス29、波乱はまだ起きるのか。
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