新日本プロレスを物語る!

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!主役は、レスラー全員です。

新日本プロレスという最高の『物語』、それは必然と偶然が織り成す感情のドキュメント!
主役は、レスラー全員です。

2.3札幌、グッドガイストーリー?とそのほか

 

 2.3冬の札幌、観戦の感想です。注目はタマ・トンガ。
グッドガイ・ストーリーが始まる、、のか?

 

 


 冬の札幌2.3、新日本ワールドにて私も視聴観戦しました。お菓子と飲み物を用意しとても楽しい時間を提供してくる新日本プロレスには感謝しかありません。
3つの当大会の見所を挙げてみます。もちろん私の個人的な印象です。

 

 ◆ベテランヒールのマイクさばき

 まずは何と言っても引退を間近に控える飯塚選手です。

 

 天山からの友情タッグ呼びかけ、最後の最後で飯塚の眼を覚まさせてやる!という熱い引退ストーリーが動いていますが、もちろん飯塚選手はこれに簡単には応じるわけはありません。

しかしファンにとっても最後の最後に飯塚が正気を取り戻すのか?はたまた長年のヒール歴史に有終の美を飾るべく、一切のコメントを発さず貫き通すのか?非常に関心を寄せているはず。たぶん大多数のファンが抱いているのは、飯塚がどちらの引退の姿を選んでも盛り上がるという思いの事でしょう。

 

私も同じです、正直な所、レスラーにとって非常に大事なコメントを発信するという手段を切り捨てた飯塚選手の覚悟には賛辞しかありません。

 

自分のキャラ、プロレスの世界観、レスラーとしてのキャリア、飯塚選手が選んだこのストーリーは後戻りはできない道だった。失ったモノは色々あったはずですが、今や飯塚選手のあの入場、誰もが会場で観戦した時には100%テンションが上がってしまうものになっていると思います。

 

飯塚の定番の入場、皆さんも必ずニヤけてしまいますよね。

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 今回の試合において、天山の呼びかけに応じはしませんでしたが飯塚選手の返し方には思わず唸りました。天山の呼びかけに対し、飯塚選手は狂気の雄叫びを挙げながらもリング外である物を拾いに行きます。

そうです、マイクです。

この状況でマイクを拾う事、それは遂に飯塚が喋る!?という会場の期待感を煽ります。さあどうなんだ?飯塚喋るのか?!この喋る喋らないだけで会場を一体感に包んでしまうのはコールドスカルことSANADA以来でしょう。

 

ヒール中のヒール、職人的ヒールの飯塚がここで披露したのは何とマイクで喋ると見せかけてマイク攻撃!

凶器攻撃を行うのはよく見る飯塚の日常茶飯事。しかし今回は前ふりがガッチリと決まっていましたので、会場はこの飯塚の手腕に思わず拍手(心の中でね)だったことでしょう。

 

もしかしたら、今の飯塚選手なら何をやってもお客さんの盛り上がりを得られるのでは?そう思ってしまうほどです。素晴らしい引退ロードだと思います、飯塚選手に関しては改めて『飯塚物語~ヒールとは何か~』と題して後日に記事としてしっかり書いてみたいと考えています。

 

 

◆ドラゴン鷹木信吾の高まる熱量

  次に私が挙げる注目点は今回のIWGPジュニアタッグ選手権試合です。

 試合の内容は特に具体的に語る必要はないのではないでしょうか。

 

スピード感と爆発力、選手それぞれのレベルの安定感、多彩な技の攻防。そして何よりも出し惜しみの無い感じが、どっちに勝敗が転んでもおかしくないと思わせてくれた事。良かった、の一言です。


鷹木信吾選手の新日本初登場時、私は複雑な感情を持っていました。簡単に述べるなら、高橋ヒロム選手という存在がポイントです。高橋ヒロムが試合中に思わぬ怪我をし欠場中になってしまった最中、内藤選手が5人でヒロムの帰りを待つという声明を出し新たなユニットメンバーを連れてきてしまいます。ドラゴンこと鷹木選手です。


しかしこの時、それはないんじゃないか?と思ってしまった自分がいます。ユニット内での競争を促進するのは良い事です、ユニット人気の現状に甘んじず、常に一歩踏み出すアクションを講じる内藤哲也には素晴らしいとしか言いようがありません。

ただ、いちファンとしてはそのタイミングに引っかかってしまいました。

 

もちろんこれは私個人の意見ですが、ユニットメンバーが怪我で離脱中のタイミングに投入するの??と、感じたのです。高橋ヒロムがどの程度のケガの具合かは詳細は分かりません、軽傷で無い事は確かです。だとしても、高橋ヒロムの帰還まではメンバー四人で待つというスタンスをしばらくは取ってほしかった、と私は思ってしまったわけですね。


タイミングとしてはロスインゴではなくケイオスにサプライズ加入しても面白かったかもしれません、あるいは本隊

鷹木選手が本体に電撃加入して新日本初登場、他ユニットのジュニア選手をなぎ倒しながらKUSHIDAと並び立つストーリーも盛り上がったと思います。クシダは退団してしまいましたが・・・。


人気はもはや確立され、メンバー各々の濃いキャラクターで盤石のユニットであるロスインゴを選んだ鷹木が総スカンを食らうと思いませんでしたし、そもそも鷹木選手がドラゴンゲート時代から人気のあるレスラーであったのは知っていました。

 

ですがタイミングです、いかんせん高橋ヒロムの怪我のショックから新規メンバー加入への気持ちの切り替えが私にはできずに居ました。


ですがこの試合、鷹木選手の熱量が私のモヤモヤを薙ぎ払い、鷹木選手が新日本でこれからどういうストーリーを構築していくのか期待が生まれてしまった。それ位の熱量。

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今回左足を負傷してしまった鷹木ですが、むしろ痛手を負った姿で最後までパワーをぶつける感じが鷹木自身の熱量を高めたように見えたわけですね。プロレスって、選手の怪我が試合の熱量を引き上げてしまう事があるので、選手自身は怪我を負った状態でどういう表現ができるかを試されてしまいます。

 

今回の鷹木選手は本当に素晴らしかったです、足を負傷して踏ん張りが効かない状態でもパワーで押し切るという選択をしたのは、鷹木選手のキャライメージが更に底上げされたように感じました。

 

アクシデントによる危険な事故もありますが、怪我の過剰演出をレスラーが選択する事もあります、しかしその辺はグレーです怪我の度合いも観る側は憶測で見るしかありません、だけどそれもプロレスの見方の一つであると言えます。

 

内藤選手は花道での後頭部ラダー攻撃よりも、実際はブラックメフィストでの肩痛打の方が効いているんじゃなかろうか、、、あれっ?、という事は失神はさすがに演出か!?とかね。

ただしかし、プロレスの難しい所ですがその逆もありますから要注意です。

 

本当に脳震盪を起こし、意識朦朧のまま技を受けきる選手も居るのですから。(※海外では脳震盪を起こした回数によって引退勧告も受けたりします)受け身の取り方や表情だけでは分からない事があるかもしれません。

柴田選手がその例です、オカダ戦のリング退場時、あそこまでの負傷を負っているとはファンは誰も気付かなかったはず。あんな大手術を受ける程だとは。


一応断っておきますが、怪我は無いに越したことありません。無事が何よりです。

中西選手や本間選手、高橋ヒロムや柴田選手、その他大勢の選手が非常に危険な怪我を負ってしまったのは完全な事実です、これがプロレスです。

 

当大会のベストバウトマッチ、それはジュニアのタッグ選手権だったと思います。高橋ヒロムが帰還した時、鷹木信吾のこの熱量はどうなるか?

この二人には対峙してほしいです、戦う事で熱量を高めあう二人なのではないでしょうか。

 

◆バッドガイ改め、グッドガイ。タマ・トンガ選手の動向。
3つめの注目は、タマ・トンガ選手です

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バレットクラブのオリジナルメンバーであり、長きに渡りタッグ屋レスラーとして新日本でも活躍し続けているレスラーです。タマ・トンガ選手に関しても、機会を改めましてタマ・トンガの特集記事を書けたらいいなと思っています。

 

今回は触れる程度で記述します。


 このレスラーもなかなか物語が詰まっていますよね。たぶん、デビューからずっと密かに応援し続けているファンは多いはず。私もその1人です。タマ・トンガの入場の手の動き、最高ですよね。

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タマ・トンガ選手は最近入場曲を一新したり、入場時のコスチュームも赤いアイアンマンの様な仮面を被ったり、更には自身のこれまでのキャラを一変させてしまうアクションを起こしています。

 

去年の、バレットクラブ原点回帰事変によるエリート組襲撃も大きなインパクトでしたが、タマ・トンガのそれまでのヒール路線からは当たり前に遂行しただけですので、結果的には当然の流れだった印象です。

ただ、今回のタマ・トンガの新しいアクションは、これまでのヒール路線を180°転換するものになるわけですから、これはストーリーのターニングポイントになり得る可能性大。


なぜ急にグッドガイ活動を始めたかはまだ謎です(一説では子供が産まれた為か?とも。)、しかしこの活動は当然の如くヒールユニットであるバレットクラブ内では波紋が生まれるわけですし、早くもバックステージコメンでは弟のタンガ・ロアが不穏なコメントを兄に向って吐いてしまっています。

 

これは面白くなってきました、兄弟の亀裂はタッグチームの解消に直結しますし、それはすなわち、タマ・トンガのシングルプレーヤーとしての活躍を期待させます。

 

そしてまた、タマトンガの脱バレットクラブがその先には待っている?!このストーリーをどうにか構築させがたい為のグッドガイ活動だとしたら、タマトンガ物語の新たな局面を迎えるのは間違い無しです。

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シングルベルトに挑戦するタマ・トンガを皆さんは見たいと思いませんか?

ベルト戦線の活性化には新たなシングルプレーヤーの投入が必要です。新日本の主人公に名を馳せるその資格が彼にだってあるはず。


   タマ・トンガの動向、今年は大注目です。

 

 

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