シリーズ№2 Sho
こんにちは、筆者のクスノキです。
新年号令和を間近に控え、史上空前のGWが開始されてしまいました。嬉しい人も嬉しくない人も、皆さま様々な面持ちで迎えている事でしょうね。
今回はシリーズ№2となるショート記事イラストシリーズを前回に続きお送りします。
早速ですが4・26広島IWGPジュニアタッグ選手権、非常に見応えのある決戦でした。もはやジュニア級の名を超えた迫力のあるプロレスが展開され、今回現地で観戦した広島の方々はまさにハイボルテージになれた事でしょう。こういう試合内容の充実を目の当りにしてしまった大会については素直に生観戦羨ましい…、と洩らしてしまいます。
なんといってもSHO(田中翔)の躍動感が光った今回の一戦、さらには徹底的な重厚感で迫りくる鷹木。
当初の図式としては王者のSHOが挑戦者であるはずの高木に挑み立ち向かう構図が見受けられていましたが、今回は競り負けなかったSHOの健闘が試合のボルテージを最高潮にまで引き上げていったのは紛れも無い事実。
新日本プロレスに凱旋帰国してから今に至るまではどことなくベルトの価値にまだ不充分だったロッポンギ3KのSHO&YOH。それはあくまでタッグチームとしての不充分さ、観客の感情移入はどこかしら浮いてしまい上手くフィットしていなかったのかもしれません。彼らのヤングライオン時代の印象があまりに強かったせいか、あの小松田中がなぜこのキャラメイクなんだ???と疑問を拭えなかった時間が少々長くなってしまった要因も一つにあるのでしょう。
しかし面白いのは、今回のタッグ選手権で3Kの新しい始まりを感じませんでしたか?
これまでのベルトの価値に見合う様に背伸びするのではなく、ベルトの価値に見合う為に自身を育ていくタッグチーム。これは面白くなっていくかもしれませんよ。時間は更にまだかかるかもしれませんが、いやむしろ時間経過と共に育っていくストーリー。これは云わばベルトを巻いてから始まる物語。予感です、物語の予感が訪れようとしています。
プロレスって観始めると途中で止めてしまうのは勿体無いのがまさにこれなんですよね。正直な所、SHOもYOHも二人とも迷いはあったはず。
“これでいいのか?この路線で正しいのか?不甲斐なさや不釣合いさを観客に与えてしまってはいないか?”
この葛藤の時期をしっかりと見て知った私達はこれから成熟していく二人の成長譚をさらに美味しく味わえる。機が熟すってこういう事をまさに言うわけですね。これがいわゆるプロレス果実というやつです。
その味わいはいつが食べ頃か?それは悩み苦しみ不安定な時期から観続け、観続ける事を止めなかった観測者(ファン)にだけ与えられる禁断の果実なのです。熟す前に食べても早すぎる、熟した姿しか知らずに食べても遅すぎる。もう一度言います、これがプロレス果実です。物語という楽園になる果実、3Kというタッグチームの食べ頃はこれから始まるのかもしれません。
話は変わりますが、今回のイラストほ人前に出すものかどうか私にもとてつもない葛藤がありました。前回が良かったとは思いませんが、まだシリーズ№1は見て誰かは分かる程度ではあったと思います。しかし今回のSHOは似せる事さえできず、書きながら葛藤と不安、書き終わっても落胆と絶望。絵が下手でも楽しめればそれでいいと居直って始めたシリーズですが、ここまで下手だと冷や汗しか出ませんでした。どうか3Kの熱烈ファンの方々は薄目で視線をズラしつつ見て下さい。
こりゃひどいですね。。勿論私が書きました。正真正銘の私です。
私にはもはや笑えませんが、このイラストを見て頂いた皆様にはどうぞ笑っていただきたい。それが唯一の絵に対する弔いになるのですから。
ここからは余談です。
SHOは愛媛県出身であることはご存じの方は多いと思います。そんな愛媛県の「みきゃん」といういわゆるご当地キャラを御存じでしょうか?
いつかSHOとの愛媛繋がりで新日本プロレスのリングにこのみきゃんが参戦する事もあるかもしれません。愛媛県民のみきゃんファンかつプロレス好きの方には歓喜、涙もの。レスラー体系には程遠いこのみきゃんですが、姿とは裏腹にガチャピン並みに色々動けるそうで機敏かつ俊敏な一面もあるとの事。
ロープワークと受け身を覚えさせればスピーディでダイナミックな動きを披露してくれるかもしれません。
更にはなんと「ダークみきゃん」という対になる存在まで居まして、こちらは要はヒールですね。つまりは、愛媛とはベビーフェイスとヒールが混在するプロレス的売り出し方を前面に押し出す街なのです。なんとびっくり。
薮から棒の様に話を続けますが、ところでダークといば「タイガー・ザ・ダーク」なんてのもありましたね。タイガーマスクの新アニメ「タイガーマスクW」で登場したタイガーザダーク。
タイガーマスクと対になる存在、光と影。陰と陽。
みきゃんとダークみきゃんも同じです。
よかった、余談とはいえなんとかプロレスの話にギリギリ繋がりました。プロレスとは一切連結の無い話題は避けるつもりでいましたので、半ば無理矢理感は否めませんが話の着地は転倒せずにいけたようです(葛藤はありつつも)。
ショート記事シリーズではこんな余談もおひとつ書き添えてみたりもしてみます。
ここまで読んで頂き本当にありがとうございました。
皆さま善き連休をお過ごし下さい。
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